もげた

何度か日記で言及したSONY QUALIAのインナーイヤフォンである、MDR-EXQ1だが、イヤーピース内部の音が出てくる部分、つまりドライバの開口部に取りつけてある紙製と思われるフィルタ(SONYではイコライザと呼ぶそうだ)が、外れてしまった。(各箇所の説明は私の日記、http://d.hatena.ne.jp/Kazzz/20050702/p2を見て頂ければ判ると思う) QUALIA製品は通常の製品とは違い、SONYのQUALIAショップ(有楽町 SONYビル4F)に直接持ち込むことで修理、交換して貰える、とのことなので、近いうちに持ち込もうと思う。(確か、保証期間は1年だったはずなので、まだ無償交換の対象のはずだ)

外れた所をしげしげと眺めてみたのだが、お粗末にも、この部分は紙と金属という異質な物質を留めるにも関らず、木工用のボンドのような接着剤で簡単に張りつけてあるだけなのである。これは素人の私に言わせても「剥がれて当然」にしか見えない。また、この部分は耳の中に入るために耳垢や汗等が付着して汚れてしまう可能性が高い。従ってプロ用の製品や、この辺のメンテナンスが必要なことが解っているメーカの製品は、ワックスガードと称してこの部分がクリーニングが可能となっていたり、交換可能なサプライ品としてフィルタが別売りで提供されていたりするのが普通である。それを考えると、少なくとも2万円を越える価格で、QUALIAという差別化を施している、ユーザに長く使って貰うことを前提にした製品にしてはあまりにも作りが粗末ではないだろうか。製品交換すれば良いじゃないか、というかもしれないが、無償交換できるのは1年だ。それに、地方等でこの製品を購入した人は交換するのも一苦労だろうし、なにより修理、交換に出している間は使えないのである。愛用しているユーザに失礼だろうし、良質なサービスが提供できないのであれば、そもそもQUALIAなんてブランドは必要無いと思う。

あと、このイヤーフォンはインイヤー、カナル型、スペックを見ると密閉式ともあり、形式だけを見ると音漏れが無いように思えるのだが、音抜けを良くするため、と思われるドライバ後部に空気抜き用と思われる穴が大量に空いており、実際に使ってみると、ボリウムを一定以上に上げると盛大に音漏れがすることが判った。これでは電車の中でボリウムを上げることは恐くてできない。

というわけで、ちょっとこのイヤーフォンにも問題があることが解ってきたので、メンテナンスが可能で、遮音性に優れ、音漏れが無いイヤーフォンが欲しくなってきた。そこで、候補は以下の二つ。

KENWOOD KH-C701 【国内正規品】 SHURE E4CN-J ヘッドフォン(ブラック) SHURE E4cN

使用感はまた追って、気が向いたらこの日記で紹介しようと思う。