(続)NDoc2.0 hold?

昨日ダウンロードしたNDoc1.3.1v13のソースコードVisual Studio 2005でビルドしてみた。すんなりビルドできたのは当たり前だが、リビルドしたバイナリでMSDN形式のドキュメントを作成してみたが、マージしたXMLに書かれた日本語のコメントは、今度は化けずに表示された。OKか? しかし、メソッドやプロパティ定義部分の出力で空白文字が全て"?"で表示されてしまう、という問題はそのまま解決されず。やはりソース修正しないと駄目みたいだ。

それにしても、Visual Studio 2005は何故Javajavadocのように、クラスライブラリィのリファレンスドキュメントを、簡単に作成できる仕組みを放棄してしまったのだろう。
Visual Studio 2005では、ライブラリィに対応したコメントをXMLに吐くオプションは有効だが、Visual Studio 2003で存在していた、それをHTMLに整形する仕組みが無くなっているのだ。(Visual Studio Help Integration Kitを使う、という手もあるが、面倒だし、よく紹介されていたリンクhttp://msdn.microsoft.com/library/en-us/htmlhelp/html/hwmscExtendingNETHelp.aspが、何故か、既に404になってしまっている)

Javaのシステムを開発した技術者であればご存じだと思うが、良くも悪くもjavadoc出力形式のリファレンスドキュメントというのは標準的なフォーマットとして確立されており、企業システム開発時の顧客側への納入物の一部として扱われている例が多い。納入物の一つを自動的に生成できる、というのは開発者サイドから見てとてつも無く大きなメリットなのだ。.NETも、MSDNの形式相当のリファレンスドキュメントを、自動的に生成する仕組みは絶対に必要だと思うのである。(だからこそ、MS系のHelpを含む開発ドキュメントの生成ツールは昔からサードパーティの良い商売ネタだったのだ)

追記:Visual Studio Help Integration Kit(VSHIK)だが、以下のリンクで生きていた。VSHIKはVisual Studio2002用、2003用と用意されているが、2005用はまだ無いようだ。
  Visual Studio Help Integration Kit