キチッと秘密メディアロック2

正直この名前は恥かしい。普通に「Secret Media2」とか、英名の「Media Lock」で良かったのではないか。

キチッと秘密メディアロック2 Ver.2.5 キチッと秘密メディアロック2 Ver.2.5

Windows Vistaでもいけそうなので使ってみた。

ソフトウェア本体は3MB程度しか無いのでインストールは非常に簡単だ。実際に使用する手順は

  1. 物理ドライブに対して仮想の秘密ドライブを生成する
  2. 秘密ドライブを有効にする

これだけである。以降、パスワードの設定された秘密ドライブはAES暗号化されたデータとして管理されており、同ソフトか又は物理ドライブ(秘密とされていない側)に同梱することのできる"フリーレシーバ"と呼ばれる復号化アプリケーションを解さないとアクセス不可能になるが、有効状態であれば普通の物理ドライブと全く同じように使用できる。
USB-HDD等リムーバブルな媒体を持ち歩く場合、本アプリケーションをインストールしていないPCでは前述した"フリーレシーバ"を使うことで秘密ドライブへのアクセスを有効にできるので、PC毎にライセンスは不要である。
秘密ドライブを生成する際にはパスワードを設定するのと同時に回数制限のロックアウト破壊を設定出来る。この設定を行った秘密ドライブは、正しいパスワードの入力に設定した回数連続で失敗すると秘密ドライブの内容を破壊する。いわゆる"ブルートフォースアタック"への対応だ。

なお、技術的なFAQに関して国内の販売元であるLIFE-BOAT(昔、システムコマンダーユーザだったので懐かしい)では大した情報は入手できないので、元々の英語製品のサポートサイトを覗いた方が良い。

VCom Media Lock Quick Answers

追記:

スクリーンショットで解ると思うが、物理ドライブのフォーマットに関わらず秘密ドライブは生成時にはFAT32でフォーマットされる。
上記MediaLockのFAQには"秘密ドライブはFAT32でフォーマットされるがNTFSでフォーマットすることも可能だぜ"とあるのだが、実際に秘密ドライブをNTFSでフォーマットしようとすると失敗してしまう。なんだかな。

追記:
本製品である"キチッと秘密メディアロック2"は、本家MediaLockから派生はしてはいるが別な製品なのかもしれない。というのも、本家MediaLockには"ロックアウト時秘密領域破壊"機能は無いのだ。