アラーム

先日"日本の某動画サービス"を見ていると、いきなりPCから連続したビープ音が鳴り始めた。これは以前聞いたことのある音、そうCPU又はケース内温度が上がりすぎた際にBIOSから発せられる警告音だ。
GWに入ってここ数日は凄く暖かかったし、普段は騒音をできるだけ低く抑えるためにCPU及びケースのファンをファンコントローラでできるだけ絞っているのでBIOSが温度超過を警告しているのだろうと思い、PCをリセットした後ファンコントローラの目盛りを最大にして様子を見ることにした。
その後は何をしても同様の警告音は出なかったので安心して忘れていたのだが、昨日"日本の某動画サービス"を見ているとまた同様に警告音が鳴り始めたのである。
これはおかしいと思いPCをリブートしてBIOSからセンサ温度を見るとCPU1とCPU2は共に56℃、これは許容内だがケース内のセンサは65℃を指している。これはまずい。
調べてみたが動画再生時、CPU負荷は非常に低いのだがGPU負荷が高いらしくそれがかなりの発熱を生んでいるようだ。通常であればその熱はケースファンにより筐体外に排熱されるはずなのだがそれが追いついておらずケース内の温度を上げているらしい。
以前ビデオカードのヒートシンクファンがあまりにも五月蝿いので、最初から搭載されていたのを外してヒートシンク放熱型に変更したのだが、このタイプはケース内に熱を巻き散らかすことになるのを懸念はしていたのが現実になった訳だ。
ファンを追加することも考えたが五月蝿くなるのはできるだけ避けたいので、まずはケース内の廃熱を見直すことにした。
ケースを開けて内部を見渡すとAGP(未だにAGPだったりする)スロットの直ぐ下(といってもでかいヒートシンクがあるので1スロット空けてあるが)にサウンドカードを挿していたのでこれを止めてキャプチャカードと共に、一番下のPCIスロットに差し替えた。これでビデオカードの下は3スロット分空くが、これでビデオカード経由で発生したヒートシンクの熱が篭らずに抜けてくれるだろうという目論見だ。
検証のためにWindowsを起動して動画を再生し、念のため同時にアンチウィルスの全スキャンを同時に実行してみたが、65℃あったケース内温度は今度は56℃を超えることは無くなった。
負荷時で9℃もケース内温度が下がったのは一安心だが、真夏までにはもう一工夫必要になるかもしれないな。