余ったメモリの使い道

新しいPCはとっととVista 64bitに移行する予定だったのだが、諸般の理由で暫くは32bitを使わざるを得ない状態だ。このままだと、せっかく導入したDDR3トリプルチャネル6GBの半分は全く意味が無くなってしまう。
メモリが安くなり4G以上搭載することが珍しく無くなった現在、昔流行ったメモリの活用技術が再び脚光を浴びている。

32bit Windowsの管理外領域をRAM Diskに使う - Impress PC Watch
Gavotte Ramdisk まとめWIKI

リンクで紹介されているGavotte Ramdiskは、IA-32 アーキテクチャのプロセッサで実装されている物理アドレス拡張(Physical Address Extension)略してPAEモードを利用して、O/S管理外のメモリにアクセス、デバイスとして扱うソフトウェア(デバイスドライバ)だ。

物理アドレス拡張 (Physical Address Extension)- Insider's Computer Dictionary − @IT

これはBIOS(チップセット)で認識して読むことのできるメモリ領域をデバイスで割り当てる手法であり、O/Sが認識できていない物理メモリ領域を見ることができるようになる訳ではない。ハードウェアによってはそのメモリにアクセスできない場合やソフトウェアの問題で、本来アクセスしないはずの拡張メモリ領域を参照しようとすると問題が出る等の制限はあるようだが、

・ページングファイルを割当て高速にアクセス
・よく使うアプリケーションをインストールする
・揮発しても良いデータや一時領域を配置する
Java等の仮想マシンやDB(データ以外)をインストールする

等利用方法は工夫次第。SSDの補助記憶として使うのにもぴったりだ。