決して逃れられない

Windows3.1〜NT全盛の頃のWindows APIに依存したプログラミングに嫌気がさして、より抽象度の高い言語と開発環境を渡り歩いてきたはずだが、気がつくとデバッグしながらヘッダファイルを見てAPIを調べている自分がいる。

Javaはその辺がかなり上手く隠蔽されており、Win32を殆ど感じずに済んだものの、.NETはVisualBasicの頃と変わらなかった。

Rubyに至ってはスクリプトだから大丈夫だろうと思ったが、そもそもUNIXで育ってきた言語であることの影響が大きくWindows上で使うにはいろいろと考慮する必要があるし、本格的に使うにはCを使った拡張ライブラリィを読み書きできないと話にならない、ということが解った。

どんなに雑誌が甘いことを書いていても、とっかかりは優しげだったとしてもUNIXとCが根っこにあるRubyの敷居は決して低くはない。まあ、だからこそ享受できるものも大きくて楽しいんだろうと思うようになった。