WPFとSilverlight


WindowsPhone7の開発周りを調べていると、.NET FrameworkC#は勿論のことWPF(Windows Presentation Foundation)やSilverlightに言及した記事が多いことに気がつく。

これは両技術をやってきた開発者であれば当たり前な話で、WindowsPhone7のアプリケーションプラットホーム、ランタイムは実際にはSilverlightであり、更にSilverlightプラットホームは元々WPFのサブセットのような位置づけで進められてきたものだからだ。※1

個人的にはWindowsPhone7のandroidに対する開発プラットホームの一番のアドバンテージはVisual Studio等の開発ツールそのもの、その次はC# .NET FrameworkそしてWPFSilverlightと一環して継続進化してきた「データバインド フレームワーク」だと思っているが、※2 WindowsPhone7のデータバインドはSilverlightそのものであり、まずはここを理解したいと思うのだ。


※1:最近ではMicrosoftも他社に漏れず「モバイル・ファースト」が浸透してきており、WindowsPhone7がらみもあってSilverlightの開発が早く、WPFは不要なのではないかとも囁かれているようだが。

※2:モデルとGUIGUIGUIのプロパティを同期する機構とそれを使うライブラリィ。ビューとモデル間のデータの移送処理のためのコードが殆ど不要になる。一度使うとJava等他のプラットホームに移ってもこの機能が恋しくなることで有名。