普遍的

先日NHK BSプレミアムで放映していた「松本人志文化祭」を一部観た。
特に印象に残ったのは氏が桂枝雀の落語に魅せられた話をするシーンだが※、その中で彼は「落語にも古典落語と創作落語があるが、やはり古典落語が好きだ。年を取るに従って普遍的な物を良いと思うようになった」という趣旨のことを話していた。

日本の歌手である由紀さおりとJazzバンド"Pink Martini"のコラボレーションで出されたアルバム「1969」が北米Jazzチャートで1位を獲得したというニュースを見た。
由紀さおり : 由紀さおり、全米ブレイクへカウントダウン? / BARKSニュース

カナダiTunesチャート・ワールドミュージックでも1位を獲得しており、ヒットは全世界に波及しているそうだ。 殆ど全てを日本語で歌った音楽が世界にここまで評価されたのはいろいろな理由があるのだろうが、一番はやはり彼女の普遍的な歌唱力だろう。

1969

1969

普遍的

広く行き渡るさま。極めて多くの物事にあてはまるさま。

我々の業界、十年一昔のような進歩の早い世界でも普遍的なものはある。というか、プログラマにとっての最終目的は世の中の人々や暮らしの隅々に行き渡る普遍的なソフトウェアを創ることではないだろうか。(私はそうだ)

普遍的なソフトウェアを創ることに関われたプログラマは幸せだろうと思う。


※氏は桂枝雀の大ファンであり彼のiPhoneには常時枝雀の落語が100話近く格納してあるそうだ(毎日シャッフルして聴くらしい)