PCのディスプレイを使う (その2)

デュアルディスプレイモードでは、外部ディスプレイのネィティブ解像度(1920x1200)になるのだが、外部のディスプレイはプライマリのデスクトップではないし、ミラーリングモードではMacBook Air本体の解像度(1440x900)を超える解像度が使用できないので、LCD2490WUXiでは映像が少しぼけた感じになってしまうのだ。

ミラーリングモードではMacBook Airで使用できる解像度が外部ディスプレイの解像度となるので、外部ディスプレイの性能を発揮することができない。であればデュアルディスプレイとして使うしかない訳で、あとは、外部ディスプレイをプライマリのように使えれば良いのだが、これは案外簡単に出来た。

メニューバーを外部ディスプレイに表示する

コメントでアドバイス頂いたのだが、デュアルモードもメニューバーを外部ディスプレイ側に表示することができる。
方法としては「システム環境設定」->「ディスプレイ」でメニューバーの位置をドラッグすることによって外部ディスプレイ側に配置することができる。
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これで外部ディスプレイ側がプライマリディスプレイぽく見えるようになる。あとはDockの表示をなんとかする。

Dockを外部ディスプレイでも表示できるようにする

デュアルモードにおけるMacのディスプレイと外部ディスプレイは左右に並ぶように仮想的に配置されており、ポイントカーソルもMacから左右に移動することでシームレスに外部ディスプレイに移動することができる。
従ってDockはMacと外部ディスプレイ間を移動する間には配置できず、例えば私のように左側にDockを配置する場合、この例のように左右にスクリーンを配置した場合、外部ディスプレイ側ではDockを表示することができないのだ。

幸いにもこれは設定により簡単に解決できる。


このようにMacと外部ディスプレイのスクリーンの配置はドラッグにより「上・下・左・右」に変更できるため、メニューバーを配置した外部ディスプレイのスクリーンを上に配置することで、左右は移動不可となるためDockは外部ディスプレイで表示できるようになる。

LCD2490WUXiのフルスペックで表示したMacのデスクトップ

これで外部ディスプレイLCD2490WUXiの広大な領域をMacBook Air側からプライマリのデスクトップのように使えるようになった。

デュアルモード開始直後のアクティビティモニタ

以前のMacBook Airでは外部ディスプレイを接続すると、カーネルのCPU使用率が20%程度まで上がるという話をを散見したので心配していたのだが、実際にモニリングするとデュアルモードでもミラーリングでも1%〜2%と気にする数字では無かった。

新たなハードウェア(Core i7 + Intel HD Graphics 3000 + Sandy Breidge)の恩恵なのか、Mac OS X Lionの効果なのかは分らないが、これなら発熱が気になることもないだろうし、普通にメインで使用できそうだ。