プレビューによる透過PNGの作成

Mac

Macのプレビューは何でも見ることができる優れものだが、特に画像プレビューは編集機能も付いており透過(アルファ・チャネル)画像を簡単に作れるのが素晴らしいのだ。

例えば透過PNGは以下の手順で簡単に作れる。

画像を用意する

どんなツールでも良いので透過画像を作るための元を用意する。この例ではPowerPointのシェイプで以下のような画像を書いた。 (ZBarReaderViewで使うカメラのオーバレイにいいかなと)

大きさは自由だが、後で縮小することを考えた場合、ある程度大きいサイズにするとジャギーが目立たない。

PNGとして書き出す

上記のシェイプを画像フォーマットにする。スクリーンショットを撮っても良いし、PowerPointで画像として書き出しても良いので、PNGファイルにして書き出す。

透過領域を設定する

上記で書き出したPNGをプレビューで開き、ツールから「インスタントアルファ」を選択する。

そうするとポインタのドラッグに併せて点線が引かれた範囲が変わるが、この点線で囲まれた外側の部分がアルファチャネルとなるので、自分が想定した範囲を選択する。
私の場合は、元々の赤いヘアライン以外の黒色部分は全て透過にした。

透過領域をを除去して保存

領域が決まったら透過領域を削除(DELETE)し、保存することで透過画像として保存される。

この画像を例えばUIImageViewで画像ソースとして指定して、重なったビューを透過することができる。

aImageView.opaque = NO;
aImageView.backgroundColor = [UIColor colorWithWhite:1.0f alpha:0.0f];