SONY PHA-1 レビュー1


無事到着した。(この手の製品としてはかなり売れているようで、Amazonでは次回の入荷は1〜2ヶ月先だそうだ)

前面


思っていたたより小さくて持ち歩きできそうだと安心したが、アルミの筐体とダイキャストのガードのせいなのかずっしりと重く感じる。
前面はこのようにイヤフォン出力とアナログ入力、そしてボリウムという構成。ボリウムはアルミ削りだしと思われるが、電源On時には緑色のLED、Off且つ充電時には赤色のLEDが灯る(充電が完了するとLEDは消灯する)。

背面


入力の切り替え(アナログ、USB、MicroUSB)があり、トグルスイッチで切り替えるようになっている。USB接続且つ電源Off時のみ充電モードに切り替わる。

側面


ゲインスイッチ。通常のインナーイヤータイプのイヤフォンだとLOWでも余裕だと思われる。

全体としては非常に仕上げが良く本格的なオーディオ機器であることを改めて認識させてくれる。筐体はアルミヘアラインだが、持ち歩くと早晩傷が付きそうなので、早めに良いケースを探したい。(本家からオプションが出たら間違い無く購入しよう)

PCとの接続

本機の特徴の一つはPCやMacに接続してノイズやジッターを切り離す外部DACとして使用できることだ。"USB Audio Class"機器として設計されており、接続時には特別なドライバは不要である。


PC、Windows7では認識後はこのように接続機器モデル:PHA-1、オーディオデバイスとして認識される。

全般タブ


プロパティを見てみる。デバイスとしては通信デバイス(受話器アイコン)で「ヘッドフォン」として表示されている。

レベルタブ


ボリウムはPHA-1側で制御するためかレベルは100で固定されている

音の明瞭化タブ


Windows Vista以降、デバイスがHDオーディオの要件を満たしている場合「音の明瞭化」という機能が使える。しかし、元々エフェクトやらイコライジングは好きではないのでこの機能は無効にする。

詳細タブ


前回も書いたがPHA-1はウォルフソンの24bitD/Aコンバータ(WM8740)が使用されており、最高96kHz/24bitまでの周波数に対応している。

Macとの接続

Macとの接続ではドライバ等を使わず認識するのはPCと同じだがもう少しシンプルだ。

システム環境設定 - サウンド


内蔵スピーカと同列なデバイスとしてPHA-1が認識されている。Windows同様に音量は制御できない。

Audio MIDI設定


PC同様に出力時の周波数とビット数を設定できる。周波数の上限も同じだが、Macの場合仕様通りの96Khzにしないと音が出ない。


ということでPC、Mac共に接続は全く問題無く完了した。
現在は既にPHA-1を通してPCやMac、iPodからのディジタル出力を聴いている。次回にでも書くが中々に素晴らしいものだ。