Windows Presentation Foundationプログラミング 読書中

ふむふむ、ほ〜、なるほど。と、心の中でうなづきながら読んでいる。このような書籍が出るだろうと信じて、WPFの知識に関しては今まで殆ど故意に封印してきたので、とても新鮮。XAMLはWindowsFormsをXMLシリアライズしたようなプレゼンテーションレイヤの抽象であり(当然用途はそれだけでは無いが)、コードビハインドとの組み合わせでXAMLと対応するクラスとの結びつけを行なうのか。XAMLがエントリポイントとして機能することもできる。

私がWPFに一番期待しているのは、将来的に実現されるであろう、WindowsFormsアプリケーションとブラウザベースのアプリケーションの境目が無くなることだ。現在はWindowsFormsベースのフレームワークでリッチクライアントを提供することを目論んでいるが、運用フェーズでユーザにシステムを渡した時に、一番問題になるのは、Webアプリケーションとリッチクライアントアプリケーションの操作性の差異だろうと考えている。いまや、Webアプリケーションの操作性に慣れてしまったユーザは、今度はリッチクライアントの操作性に戸惑いを感じることは容易に想像できる。

WPFのNavigation等を始めとした従来のWindowsGUIとブラウザのUIを統合するようなデモを見ると、この差異を無くそうという意気込みが感じられる。早くも次期開発環境"Orcas"の話題が出ているが、早くWPFだけでも使いたいものだ。