今日のCD

バド・パウエルの芸術 バド・パウエルの芸術

以前に紹介したVerveのBud Powellシリーズと共に、彼のアルバムの代表作の一つ。本当は一番に紹介したかったのだけれど、Bud Powell 3部作の中では最も音質が悪い(と思っていた)ので今日まで紹介しなかった。
何故今更?
このアルバム、モノラルな上にバスドラムの録音が丁度篭り易い音域に入っている為、下手な装置(特にポピュラー等に適した)で鳴らすとモコモコいって肝心のピアノが聞こえないのだ。ところがポータブルオーディオ(私の場合はKENWOOD MediaKeg HD30GB9)に入れて鳴らしてみるとあら不思議、篭っていた部分はすっきりとしてピアノがより活き活きと聞こえるのである。

"エモーション"とか、"パッション"をジャズ・ピアノトリオに求めるリスナにお勧めの一枚。モノラルだが力強いピアノが聴ける。

全トラック良いが、個人的には特に、

#14. マイ・ディヴォーション
#15. 星影のステラ

を是非聞いて欲しい。