継承と取捨選択

Visual Studio 2008にて、敢えて予備知識なしでWindows Presentation Framework(以降WPF)アプリケーション用のプロジェクトを作り、WindowsFormsやASP.NETと比べてどれだけ作業の手順や勝手が違うのかを調べていたのだが、テキストボックスをとボタンをフレーム上に配置してボタンのクリックイベントを追加しようとした時に作業していてた手が止まった。
WindowsFormにしろASP.NETにしろ一般的なイベントハンドラの追加は、プロパティグリッドからイベントページを表示することで行うのだが、WPFにはそれが無いのである。というか、かなり凝ったプロパティグリッドはあるのだが、見慣れた稲妻のボタンがどこにも無いのである。
ダブルクリックでデフォルトのイベントハンドラを開くことはできるのだが、任意のイベントハンドラはどうやって挿入するのだろう。

なんと、XAML中に属性として記述する(又はインテリセンスから選択する)方法だけなのである。(というかこれ以外に方法はあるのだろうか?)
別にこの方法自体を否定する訳ではないし、そもそもイベントハンドラを挿入していくプログラミングは決して好きではない私だが、それでも過去からGUIプログラミングを続けてきた開発者にとってはかなり困惑するのではないだろうか。
まあβ2なのだし今後もいろいろと変わっていくのだろうが、改善の余地があるとすれば使う使わないは別にして、従来通りのインタフェースは技術的に無理では無いならば実現しておくべきではないだろうか。

あと、これを書いては元も子もないのだが、XAMLを最初に見たときには素晴らしいと思ったのだが、今は正直それほど魅力を感じていない。何故かは解っているが、ここで書くのは止めておこう。