GWTの魅力

日本では一部を除いて今ひとつ盛り上がっていない※GWTだが、試しに使ってみるととても良い。今まで避けてきたのが恥ずかしく思う位だ。

Javascriptに頼らずブラウザ側のロジックを書ける、HTMLの要素をまるでGUI部品のように扱える、非同期処理(Ajax)が簡単に書ける、既存のアプリケーションサーバにも簡単にデプロイできる等いろいろメリットがあるのだが、なんといってもそのメリットは、

JavaプラットホームだけでWebアプリケーションのフロントエンドとバックエンドを書ける

これに尽きるのではないかと思う。

これでモデルの永続層(Persistence)があれば他は何もいらないわけで、私のように

Javascriptはできれば書きたくない(隠したい)
JSPはもう書きたくない
JSFはもっと書きたくない

という開発者とチームには非常にマッチすると思う。

アーキテクチャの特徴からしてHTMLやJavascriptの仕様の変更にも柔軟に対応できることから、Androidを含むモバイル機器上で動かすWebアプリケーションを開発するのにも向いているし、一部の機能(LocalStorage等)を既に実装していることから判るとおり、HTML5にも順次対応していくのだろうと予想している。

※鶏か卵かになるが、日本での盛り上がりに欠ける一番の原因は日本語情報が少ないことだろう。