予定外の出費

PC上でTVを見るようになってもう5年位経つだろうか。偶々最初にcanopusのMTV1000という製品を使用していたのだが、これが非常に出来が良い製品だったので、次の世代の製品も同メーカのMTV2000 Plusという製品を購入していた。別に部屋にTVが無いわけでは無いし、最近のメーカ製PCのように、PCとTVを兼用にする生活を目論んでいた訳でもないのだが、PCでTVが映るのは、以下の見地から、とても便利だったのである。

  • 嫁と見たい番組が同じとは限らない
  • 自宅で仕事をしている際の、「ながら視聴」
  • ちょっとした緊急時の録画やスチルの保存

それが土曜日にいきなり壊れた。TVを見ていたらオーバレイ画面にブロックノイズが出始めて、その後はあっという間の御臨終である。人間というものは、それまで習慣としていた生活の一部が無くなると、とても喪失感を感じるものである。(..おおげさな) そこで、またcanopusの製品を、とも思ったのだが、偶々近所の電気屋にあったTVチューナ/キャプチャ用の内蔵ボードが価格の割によさげだったので購入してしまった。(週末は寒かったので、遠出したくなかったというのもある)

IO-DATA GV-MVP/GX2(ハードウェアMPEG-2/-4 エンコーダ搭載TVキャプチャボード)

ハードウェアエンコーダ搭載で実売が2万円しないなんて、良い時代になったものである。
購入してから気がついたのであるが、iPodPSPで再生できるMPEG-4フォーマットにも対応しているらしいが、DAPで動画を見る趣味は今のところ無いのでどうでも良い。SONY製のスプリットキャリアチューナを使用した、オーバレイ上に描画されたそのTV画面は国産のTV同様に綺麗であり安心したが、従来から使用していたMTVシリーズよりも、TV視聴時のCPU使用率が高いことだけが気になった。

ふと思ったが、アナログ放送が中止されるまでは、あとどれ位の時間が残っているのだろう。ディジタル放送が当たり前になった時には、これらのチューナボードはゴミ同然になってしまうのだろうか。