MacBook ProとMacBook Air


今日、MacBook Pro(15インチ、2.4GHzクアッドコア Intel Core i7SSDモデル)を触った。勿論初めてだ。
内容的にMacBook Airの親分のようなものだと思ったが、似ているのは外観だけで全体では随分違う印象だった。

まず、ディスプレイの液晶にはAirに比べて良い物を使っているようで、Airの少し褪せた液晶に慣れている私にはそれが羨ましく感じた。値段の差があるだけのことはあるようだ。視野角による色の変化もAir程酷くない。もっとも価格差は5〜10万ある訳で同じグレードのものを使っている訳がないのだが、逆に言うとAirのCP比は高く、それだけの価格差があるとはとても思えないのも確か。あと、Airと同じくグレアタイプの液晶だが、Airに比べて映り込みが目立つと感じた。

キーボードに関してはAirのものよりも厚く、ストロークが深い。パタパタ言う度合いもAirよりも更に少ない。しかし、良い所ばかりではなく、キートップの隙間からバックライトが見えてしまうのは頂けないなと思った。マットな梨地のコーティングは同じで指脂が目立ってしまうのもAirと同じ。

アルミのボディはAirのものよりずっと厚い材質でできているのが分かるが、それが必要な位重く、そして負荷がかかるとかなり発熱する。 本機はストレージをSSDにアップグレードしたものでHDDという発熱体が無いにも関わらずかなり温度が高くなるのがすぐに分かる。 MacBookはその材質から筐体全体をヒートシンク代わりにして熱を効果的に逃がしているのは間違い無いが、Proで一番困るのがこの発熱だろうと思う。夏はどんなことになるのだろう。

逆に言うとAirはProに比べるとずっと発熱が少ない。私がProを「熱い」と感じるのはAirに慣れているせいもあるのだろう。

結論としてはProは画面が大きく質が良いのが嬉しく、メモリをAirの倍以上に増設できるの非常に魅力的だ。据え置きで使うならProで良いなと思わせるし、正直欲しくなった。 しかし、光学ドライブはもう不要だと思うし、Airの薄さと発熱の少なさは一度使うと元に戻れない。

次期モデルではAirの15インチ版が登場するという噂があるが、それはきっとファンの待望なのだろう。