MacBook Pro Retina (その1).

MacBook Pro Retinaに関するインプレッションをすこしずつ書いていこうと思う。
私はMacBook Air 13inch(mid 2011)、MacBook Pro 15inch(late 2011)を数ヶ月に渡って使っており、それらと比べた感覚が主な内容になるだろう。
なお、それぞれMBA、MBP、そしてMacBook Pro RetinaをMBPRと略することにする。

筐体

アルミ削りだしのユニボディで剛性が高く、質感も素晴らしい。唯一MBPは天板が薄いアルミか樹脂が出来ておりふにゃふにゃべこべことした残念な感覚だったのだが、MBPRはMBAと同様かそれ以上にかっちりと作られているようだ。 MBPRは天板の薄さをキープするために従来欠かせなかった液晶パネルを挟んでいたガラスを省いたために、ここの剛性は重要なのだろう。

下部シャシーの剛性も素晴らしく、MBA程に薄くは無い分安心感があるのだが、縁を片手で摘むように持ってもたわむ感覚は全く無い。

キーボードとタッチパッド

MBAのキーボードに関してはストロークが浅く底打ちのする、MBPはそれよりもふわふわして深い感覚だったが、MBPRはMBAに非常に近い打鍵の感覚だ。 週アス+にはMBPとMBPRのキーストロークの差が掲載されているが、

製品 キーストローク
15インチMacBook Pro 1.81ミリ
15インチMacBook Pro(Retina) 1.26ミリ

(http://weekly.ascii.jp/elem/000/000/093/93653/)

これからするとMBAは1.2ミリ内外ではないだろうか、という感じがする。
タッチが軽く底打ちのある打鍵の感覚は好き嫌いだろうが、私は嫌いではない。

タッチパッドに関してはサイズやガラスの厚さ※が違うものの、3機種全て感覚は殆ど変わらない。MacBookにおいてタッチパッドはマウスの代替えのデバイスではなく、キーボードと並ぶメインの入力デバイスであり、機種が違っても操作性は変わってはいけないのだろう。


やはり、総じてMacBook Pro RetinaはMacBook ProというよりはMacBook Airをサイズアップした機種、という感覚だ。この感覚は見ても使っても変わらない。

※指先で軽くコツコツと叩くとガラスの厚さの違いが分かる。