DomainModel back to back

自分自身、ちょっと仕事で資料をまとめているのもありしつこく言及してみます。
といっても相変わらず自分の言葉ではうまく説明できないので外部の良いコンテンツの威を借るだけなんですけどね。

原文 AnemicDomainModel (bliki)
邦訳 ドメインモデル貧血症(blikija)

ドメインモデルの採用に挫折、失敗しているケースってかなりの確立でこのアンチパターンにひっかかっているのではないでしょうか。または自分たちはドメインモデルだと思っていたシステムが実はサービス層とトランザクションスクリプトで作られていたなんてことも多いのではないでしょうか。(注:

また、ファウラーが引用しているEric Evans(Domain Driven Design)の引用で

Now, the more common mistake is to give up too easily on fitting the behavior into an appropriate object, gradually slipping toward procedural programming.

とありますが私はこれも実に身につまされますね。

ところで"ドメインモデル貧血症"ってとても素晴らしい日本語訳だと思うんですけれどこのエントリ上のコンテキストでは敢えて"やる気の無いドメインモデル"とか"貧弱なドメインモデル"とか意訳したい気分です。(勝手なこといってごめんなさい)


(注: 失敗、とはいいますがドメインモデルを導入するつもりで開発を進めて行くうちに諸々の理由で意図的にトランザクションスクリプトに移行する、なんてことも日常なのかもしれません。
また、.NETの場合は自然とテーブルモジュールを選択することが多いのかもしれませんが.NETを採用したシステムは私自身、まだ経験値が高くないので一概に言い切れません。
(少なくとも今着手しているリッチクライアント用フレームワークに関してはやはりTableModule+DTOで開発しています)