リテラシ

情報流出で警察庁、ウィニー使用禁止などの緊急対策

企業や官公庁は戦々恐々だろう、いやおっとり構えてる阿呆な役人もいるみたいだけど。入海さんの所でも書いていたけど、大抵のユーザはWinnyがどんな機能を持ったアプリケーションなのかを知らないで、口コミで「俺も得したい、得できるかも」という理由だけでインストールしているのが問題と思う。

ウィルスやワームの感染に関してはとりあえず置いておこう。Winnyという固有のアプリケーションのインストールを禁止するのは簡単だけど、それ以前に成熟したコンピュータ社会にしたいのであれば、P2Pがどういう技術なのか(例え話にすれば、そんなに難しい話ではない)、Winny等のファイル交換はどういうポリシなのか、自分のPCをP2Pの流れの中に公開する、ということはどういうことなのかを説明すべきだろう。それが理解できれば、まともな思考の持ち主は、Winnyのようなアプリケーションが動作しているPCに機密情報を移す馬鹿なことはしないはずだ。それに、きちんと説明責任を果たして、それでもする奴は悪意があったとみなせるではないか。

このままじゃ、P2Pという素晴らしい技術がどんどんダークサイド技術に見えてしまうし、禁止したって、第2、第3のWinnyが出てくるだけだと思う。
みんなNapstarやWinMXを忘れた訳ではあるまい。

追記:最近コメントスパムトラックバックスパムが増えてきたので、標題を変えた

追記:元ネタに関して、問題になった担当の巡査長はセキュリティ担当だったというから驚きだ。これはリテラシの欠如とは別な話でお話にならない。