Enterprise Library 2.0による、DI機能

Enterprise Library 2.0を特徴づけるDI機能とは/属性ベースのDI機能を提供するObjectBuilder

Enterprise Libraryを業務で使うか?と聞かれたら、正直なところ「使わない」と回答するだろう。私の携わっている業務、システムでは無理だ。しかし、この記事のObjectBuilderは真っ当な属性ベースのDIであり、Microsoftのある意味正式なDIの実装であり、非常に興味深いし、記事を読んで非常に参考になったのは確かだ。(ストラテジパイプライン等の考え方も、DIコンテナにおけるアセンブルとデプロイの部分をすっきりと解決するひとつの方法で面白いと思った)

Enterprise Library は「Microsoftの推進するオープンソース」という位置づけらしいが、独自のライセンスを持っていることも含めて、今まで敬遠してきた。しかし、今回の記事を見て、いろいろと細かいことは考えず、SunがJ2EEのために提供してきた、RI(Reference Implementation)と同等に考えて、気に入ったところは参考にしていくというスタンスで良いのかもしれない。