勝手に師弟対決

プッチーニ:ラ・ボエーム全曲

プッチーニの勝ち。ムゼッタのワルツ最高。というか、この盤は内容も良いが録音が滅茶苦茶に良い。LONDON(DECCA)には良い(好きな)録音が多いと書いたが、この録音は最高の音質の部類に入るのではないか、と思える出来。カラヤン指揮と相まって人気が高いのも頷ける。

同時に購入したリゴレットだったが、こちらは失敗だった。内容もさることながらダイナミックレンジがあからさまに狭いのが聴いていて判る。アリアのクライマックスで、ことごとくクリップして歪んでしまうってのは、興ざめだ。同じような時代(70年代)の、同じレーベルのオペラの録音がこれだけ違うというのも意外だったな。