SP2によるSP2のための復旧

仕事用PCだがせっかくパーティションの拡張に成功したと言うのに、Windows XPを再起動する度に以下のようなダイアログを表示する様になってしまった。(年末〜正月にかけてPCに苦労してばかりだ。今年はこういう年なのか?)

ログまたは代替コピーを使用して、レジストリデータベース内のファイルの1つを回復しなければなりませんでした。 ファイルは正しく回復されました。

このメッセージが出た場合考えられるのはレジストリが壊れているケースが大半であり、可及的速やかに対策しないとその内O/S自体が起動しなくなる。

仕事用PCは元々Windows 2000プリインストールであり、その後Windows XPをアップデートインストールしてから今まで4年の間に一度もクリーンインストールをしていない。というのも、危なくなる度にCD-ROMからの「修復セットアップ」に助けられてきたからである。
そこで今回もと思ったのだが、なんとサービスパック2(以降SP2)を適用済みのWindows XPはセットアッププログラムから見ると別なO/Sに見えるらしく、インストール済みのO/Sとして認識されないという状況に陥ってしまった。これでは「修復セットアップ」は使えないのである。(上書きインストールになってしまう)
いよいよ今回こそクリーンインストールかと思ったのだが、ふと思いついてMSDNで届いていたメディアを調べると、"Windows XP with SP2 Japanese"というDVD-ROMが添付されていたのでこいつから修復セットアップを実施した所、今度はインストール済みのO/Sは認識されて見事に復旧を果たすことができたのである。(アクティベーションには、元々セットアップしたメディアのプロダクトキーが必要)

今回はたまたまMSDN添付のメディアがあったので助かったが、非MSDN、TechNetの一般のユーザは"with SP2"なCD-ROMやDVD-ROM等は入手していないことだろう。(配布サービスは無いのかな? 有償でも構わないから配布すべきだよな)これは困ったことだ。

MSDNに添付されているのと同じ、SP2と統合済みのメディア("スリップストリーム"というらしい)を自分で作ることができないのだろうか、と思ったらやはり作れるようだ。

Slipstreaming Windows XP with Service Pack 2 (SP2)

Windows Vistaが発売された後も暫くはWindows XPを使い続けるならば、修復セットアップのためにも、"With SP2"のスリップストリームなメディアを作っておこう。