本を買う時

何か調べる時に、昔であれば書籍があればそれを購入することが第一優先だったが、今はそうではない。
まずはWeb上で手に入る情報を探して整理し、それで十分ならば書籍の購入には至らない...はずなのだが、Java特にOSSの場合に限ってはそうでも無いことが多い。なにより私がそうだが、Web上の情報は基本的にはそれを書いた人が備忘のため、自分のために残していることが多いために、必ずしも系統立てて順序良く書いているとは限らない。

なによりマルチプラットホームで動くことを前提にしているJavaの世界で学習に困るのは、ドキュメントに書かれている関連技術なり語句なりが「知っていて当たり前」な事として記述されている事が多いことである。(技術文書にはままあることだが)

そんなこんなでJavaの世界を旅する時には、Web上で調べるも結局は書籍を購入してしまうことが多い。

Tomcatハンドブック Tomcatハンドブック
JBoss入門 オープンソース Java・EJB JBoss入門

前者は既に読んだが、オライリーJavaシリーズにしては情報量が少し少なく感じた。やはり「ハンドブック」だからか。

OSSは開発のテンポが速いので仕方が無いのだが、これらの書籍は大抵がメインストリームの一つか二つ前のバージョンを対象にしていることが多い。(前者はTomcat4.x、後者はJBoss3.x) ただ、最新版のドキュメントはこれまた「前のバージョンで詳しく解説したから省略」みたいな記述が多く、相違点だけが書かれている場合が多いので前のバージョンから習うというのは逆に系統立てて学べるということでもある。