Tomcat5 server.xml要素の勘所

Java Tomcat メモ
  • Listener要素

className : クラス名を指定する

デフォルトで記述されている"org.apache.catalina.core.AprLifecycleListener"に関して、通常はAPR(Apache Portable Runtime)は導入されていないので、そのままTomcatを起動するとログの先頭に以下のWarningが出力されているはず。

情報: The Apache Tomcat Native library which allows optimal performance in production environments was not found on the java.library.path: 〜

解決案は2つ。
1. APRを導入しないのならば同Listener要素をコメントアウトして無効にする
2. APRを導入するのならば -> The Apache Tomcat 5.5 Servlet/JSP Container - Apache Portable Runtime and Tomcat
後者のAPRを導入する場合、取得したソースをビルドするかバイナリを$CATALINA_HOME/bin等に置き、JVMパラメタで java.library.pathを指定してやること。

-Djava.library.path=$CATALINA_HOME/bin

TomcatがAPRバイナリを見つけられたならば、開始時のログからWarningは消えるはず。

  • Connector要素(※はCoyoteConnectorのみ)

enableLookups : DNSルックアップを行うか否か。デフォルトtrue。
maxPostSize : POSTメソッドのサイズ。デフォルト2097152(2M)byte。少なすぎるとアップロード機能でエラー
compressableMimeTypes : GZip圧縮の対象とするMIMEタイプを指定。デフォルトは、text/html,text/xml,text/plain ※
compression : HTTP1/1のGZIP圧縮を利用するかどうかを指定。デフォルトはOff ※
maxKeepAliveRequests : HTTP/1.1で使われるkeep-aliveの数を指定。1にするとkeep-alive無効? デフォルトは100 ※