複合機

以前にも日記で愚痴を書いたことがあったが、オフィスにある複合機(コピー、プリンタ、FAX)が嫌いである。
大きい、起動に時間がかかる、印刷に時間がかかる、頻繁に故障する、と良い所が無い。にも関わらず次々と製品が発表されて導入されるということはメリットがあるからなのだろう。
複合機の最大のメリットはランニングコストを含むトータルコストだと思うが、本格的な複合機を一台購入するのと、そこそこのコピー機、FAX、プリンタを購入して使うのは本当の所どっちが得なのだろうか。
正直今使っている機器(メーカは秘す)程度の故障率であれば、(今のところは)別々な機器であるほうが技術やメンテナンスが枯れている分ランニングコストは低いのではないのだろうか。
今は黎明期だからといって故障率が高いのを我慢してまでも導入するのは最終的に見てコストが低くなるだろうという試算なのだろうが、これってソフトウェア(特にオブジェクト指向)で言うと全く逆の考えになるのではないか。
ソフトウェアは単体での故障率は考えなくて良くって、(ハードウェアの故障は除く)繰り返し使えば使う程お得な訳で、そうなるとコストとして響くのは保守費用であり、保守性を脅かす「複合機能」はまずい設計だと言う事になる訳だ。しかし、大抵の業務アプリケーションは一つ一つの機能が有機的に絡み合うことで構成されている訳であって一概に「複合は悪」とも言えないな。

と、ここまで書いていて一つのオブジェクトは複合機のコピー機能とか、プリンタ機能等の機能のメタファでは無く、レバーやバネとか、一つ一つの部品と考えるのが自然だな。

う〜ん、いろいろと考えていたらまた複合機が壊れたようだ。