SIerのフレームワーク

最近うんざりしているのは、自ら作った(or用意した)フレームワークを案件にバーターしてくるSIerがいることだ。
SIerから仕事を請けているソフトウェアハウスの多くは、コンペで低く抑えられた発注金額や単価を生産性や熟練度でカバーするために自社又はOSSのフレームワークを採用することが多いのだが、プラットホームやミドルウェアならまだしもフレームワークまで押し付けられると、こういった目論見がパーになるのである。
SIerフレームワークといっても、ソースを見ると大抵はOSSのフレームワークを拡張しただけの設計であり、それにオーサリングツールとEclipseプラグインを組合せた構成なので、結局は使う開発環境やツールまでロックインされており、お世辞にも快適とは言えない場合が多い。その癖エンドユーザからはちゃっかりとフレームワークのライセンスフィーを頂いていることが多く(ユーザ向けにはパッケージ扱いだったりする)、更には生産性が悪いとソフトウェアハウスの責任にされたりして、踏んだり蹴ったりだ。※

Javaは最近はこんな仕事ばかりで直請け以外では利益が出なくなりつつあるのが現状であり、プログラマ的にはJavaの一般的なWebアプリケーション案件からは距離を置くようになっている。

※人の道具を使うことを強制されて生産性云々言われるのであれば、パッケージ使えと言われた方がまだましだ