プロファイルを使ってRadeon HD4870 GPUクロックの下限を上げる

探してみると、いろいろな所に紹介されていて目新しいことではないらしい。SAPPHIRE社製のRadeon HD4870系カードを出回った10月辺りには、結構騒ぎになったようだ。

プロファイルの良い所はエディタで簡単に修正できること、BIOS更新というリスクを負わなくても良いことだ。
手順は簡単でCCCでプロファィルを保存後、プロファイルをエディタで開き、CoreClockTarget_0要素を探す。


  
    
      
        
        
          
        

        
          
          
          
        

CoreClockTarget_0要素はGPUクロックの取り得る値の範囲を設定する。Want_0〜Want_2要素は恐らくは負荷閾値毎に設定するものであり、それぞれ低、中、高負荷(実際にはPowerplay Structureでシチュエーションにマップされる)に対してのクロックをvalue属性で与えるようだ。

この時点(変更していない状態)のCCCのGPUクロックスライダの様子
下限が500mzhzになっているのが分かる。

では、GPUクロックが負荷によって変化しない設定にしてみよう。

        
          
          
          
        

変更したら、このプロファイルをCCCでアクティブにすることで内容が反映される。

GPUクロックの下限が750mhzになっている。

なお、この設定はRBE(Radeon BIOS editor)等の一部のツールからも行える。
その後、実際に問題の出ていたゲームタイトルをひとしきり動かしてみたが、全く問題は発生しなかった。

それにしても、まさか負荷が軽いお陰で不具合に遭遇するとは。
フリーズの仕方がビデオカードがオーパヒートを起こした様にも見えるので、それまでメモリのテストをしたり、エアフローを考えたりといった工夫とシステムのチェックをしてきたのだが、そんなこととは夢にも思わなかった。

追記:
これじゃなんのエントリかも分らないので、後日原因のまとめとかも書こう。