Bizホーダイ統合後そして..

キャリアが提供する以外のスマートフォンをdocomoのBizホーダイ(昨日までHT-03Aで契約した場合、まず間違いなくこのサービスに申し込むはず)で運用する場合は以下の問題があった。

・Bizホーダイ契約では定額のAPN(mpr2.bizho.net)には接続できない (端末の個体識別番号で管理されている)
パケホーダイ契約では使える128K通信への接続がBizホーダイでは使えない

結果として毎月のパケット課金が13,000円に貼り付くことになる(フルブラウザなどで使うパケット量は半端ではなく、あっという間に上限に達する)

docomoは4月1日よりスマートフォンと通常の携帯電話のパケット割引サービスを統合し、Bizホーダイ(ダブル/シンプル)、パケホーダイ(ダブル/シンプル)に契約していた顧客は全て「パケホーダイ(ダブル/シンプル)」として扱われるようになった。

そこで私と同じBizホーダイのスマートフォンユーザが一番気になるのは、

  • 1. Bizホーダイ契約では定額のAPN(mpr2.bizho.net)には接続できるか?
  • 2. パケホーダイ契約で使えていた128K通信に接続できるか?

だろう。特に2番目は128Kという遅い速度ながらも月7,000円以下で運用出来るのでインパクトは大きい。
今日が4/1なのでNexus oneで早速実験してみたが、結果としては

  • 1. × 接続できない
  • 2. ○ 接続できる

と予想通りの結果。Bizホーダイはその名の通りパケホーダイと統合されることを確認できた。

期待した128K接続だが、テキストでのサービスを使う分にはなんとかなるといったレベルであり、正直このスピードで常用する気にはなれない。ということで残念だが、SIMはHT-03Aに戻して3Gで使用することにする。

昨日まではNexus oneを常用する気満々だったが、法的にグレーである使い方※を続けることは出来ないので、今後、状況がクリアになるまではWi-fiとUSB接続で開発専用機として限定して使うことにしよう。


Google Nexus oneはTELECの認証自体は通過しているはずだが、国内で販売していないためか、技術基準適合証明いわゆる「技適マーク」が貼付されていない。技術基準適合証明の無い無線通信機器を使用することは電波法に触れることになり、最悪1年以下の懲役、または100万円以下の罰金の対象となってしまう。


追記:本当にNexus oneは技術基準適合を通っているのか、ちょっとだけ調べてみた。

Nexus oneのFCCIDが"PB99100"であることを示したEngadgetの記事
HTC Nexus One blessed by the FCC (updated) -- Engadget

米国FCCへの届け出より、同型番 PB99100のサーチ結果
FCC > FCC E-filing > EAS > Search - "PB99100"で検索する

総務省 技術基準適合証明等の公示より(平成21年度分)に 型番: PB99100でHTC Corporationが証明を受けた記録がある
267 平成21年11月後半分 - 総務省 電波利用ホームページ 技術基準適合証明等の公示(平成21年度分):PDF注意

どうやら本当のようだ。
これだとNexus oneが国内で販売するとなった瞬間に技適OKということになりそうなので、今後に期待するしかない。