1GhzのモバイルCPUがもたらすもの

ARMサーバに取り組むクラウドベンダーたち - WirelessWire News

数万台規模でサーバを稼働させている巨大なデータセンターを運営するクラウドベンダーにとって、最大のコストはいまやデータセンターの建設コストではなく電気料金だといわれています

少し前までならば、携帯電話で使われているCPUを使ってホスティングやクラウドを賄うなんてことは考えもしなかったが(激安のホスティングでAtomが使われていたりするのは知っていたが)、Qualcomm snapdragonを搭載するNexus One等のスマートフォンの処理能力を体感してしまうと不思議でもなんでもなくなってしまった。

そもそも携帯電話で使用することに前提にしている訳で、省電力には絶大な効果を発揮するだろう。※ バッテリ駆動のサーバなんてのもできたりしないのだろうか。

(いかにも素人が考えそうで)これは思いつきだが、サーバの多重化の方法の一つとして、バッテリ駆動のサーバを複数組合わせて、主系が動作している間、アイドル時の余剰電流を待機系のバッテリに充電し、主系のバッテリが減ったら充電が完了した待機系に処理を切替えて、今度は主系が充電に入ることで実質2台のサーバを1台分強の電力で賄うことができるのではないだろうか。なーんて。

こうなると黙っていないのはIntelだろう。Atomの更なるシュリンクで対抗するのだろうか。

※Snapdragon(QSD8x50)の消費電力(TDP)は高々550mW、スタンバイ時は10mW程度だそうだ。