現在のタブレット型端末の事情

以前に現在のAndroid SDKはタブレット型の端末に最適化されていないというエントリを書いたが、
買うなら来年以降?


そんな中正式に発売が発表されたSAMSUNG Galaxy Tabは本来サポートされていない1024*600ピクセルという解像度に対応している。(Landscapeがデフォルトなのか!?)

Screen Geometry Fun - Android Developers Blog
ttp://android-developers.blogspot.com/2010/09/screen-geometry-fun.html

Androidは様々な画面の大きさを持つデバイスに対応するためにドット密度(dpi)を利用してリソースの拡大、縮小を行なっている。
例えば、HTC Magic(docomo HT-03A)は画面のサイズが3.5インチ対角で解像度は320x480、Nexus oneは4インチ対角、解像度は800x480だが、両者のアイコンの大きさは殆ど変わらない。ドット密度に合わせて描画のスケーリングが補正されているからだ。

Galaxy Tabの画面は7インチ対角、解像度は1024*600だがドット密度は170dpiと抑えられている。HT-03Aと変わらないdpiで画面の大きさと解像度が上がったということは、何も補正をしないとアイコンなどのリソースはそのまま高い解像度に表示されるということだ。(アイコンはより小さく、間隔が広がって描画されるだろう)※

この辺の事情があるため、現時点でタブレット型端末の多くは独自のユーザインタフェース、独自のホームアプリケーションを持たなくてはならず、LargeScreenに対応できないアプリケーションはAndroidマーケットからダウンロードしても使えないのだろうと思われる。

※170dpiはNexus oneやDesire等の240dpiに比べても低いが、ハンズオン動画を見る限りでは精細度が低いとはあまり感じない。