Windows Phone 7 - 開発環境の構築
実機が来る前までに取りあえず準備だけはやっとく。
Visual Studio 2010のインストール
単に開発するだけであればWindows Phone SDKに同梱されているVisual Studio Express for Windows Phone 7を使用すれば良いのだが、せっかくMSDNに加入しているので、Visual Studio Premium版をインストールする。注意すべきはWindows XPにはインストールできないこと。よい子はもうXPなんて使っていないよね。
・Windows® Vista® (x86 and x64) with Service Pack 2 – all editions except Starter Edition
・Windows 7 (x86 and x64) – all editions except Starter Edition
その後、Windows Phone SDKの要件となっているサービスパック1も導入しておく
Microsoft Visual Studio 2010 Service Pack 1
Windows Phone SDKのインストール
現状のVisual StudioにはWindows Phoneの開発用ツール、エミュレータ、開発用のテンプレートが含まれていない。これらは現在は全て"Windows Phone SDK"に包含されており、一括でダウンロード〜インストールできる。
現時点での最新版は7.1β2らしい。
プロジェクトテンプレートのインストール
現状はWindows Phone SDKに同梱されるVisual Studio Express for Windows Phone 7で開発するのが前提となっているため、日本語版のVisual Studio 2010 Premium Editionではプロジェクトテンプレートが含まれていない。よってWindowsw Phone SDKにインストールされたWindows Phone Application開発向けのプロジェクトテンプレートをコピーしてインストールする。
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- テンプレートをコピーする
私の環境はD:\にツールをインストールしているので、以下のパスでテンプレートをコピーする。
コピー元: D:\Program Files\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE\ProjectTemplates\CSharp\Silverlight for Windows Phone\1033
コピー先: D:\Program Files\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE\ProjectTemplates\CSharp\Silverlight for Windows Phone\1041
コピー元: D:\Program Files\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE\ItemTemplates\CSharp\Silverlight for Windows Phone\1033
コピー先: D:\Program Files\Microsoft Visual Studio 10.0\Common7\IDE\ItemTemplates\CSharp\Silverlight for Windows Phone\1041
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- テンプレートをインストールする
Visual Studio コマンドプロンプトから管理者権限で以下のコマンドを実行
devenv –installvstemplates
Visual Studio 2010上での確認
ここまでの作業後、Visual Studion 2010を起動後「新しいプロジェクト」からインストールされたWindows Phone 7用のテンプレートがインストールされていれば成功だ。
試しに「Windows Phone Application Visual C#」を選択すると実際にプロジェクトが作成されて、実行するとエミュレータが起動されることも確認できた。
ここまではツールのインストールでつまづいたり原因不明のエラーが出ることは無かった。さすがはMicrosoft。