USB-ROM

USBメモリーからブートするシン・クライアント

この記事中で紹介されているROM-Win社のUSB-ROMですがやられたーという感じの製品。ぼんやりと考えていたんですがやはり既にやっている所がありましたか。それも特許出願中だし。

USBフラッシュメモリ上にWindowsXPをぎりぎり動作する状態にまで切り詰めた状態でインストールするらしいのですが構成アプリケーションは専用のツールでカスタマイズできるということなので企業のWebベースのシステムのクライアントにはぴったりの様な気がします。
7月に発売というこの製品ですが特別なライセンスは必要とせず元々のPCのライセンスがあればOKということなのでO/Sと導入するシステムのインストールに大量のPCのHDDを時間をかけてコピーしているような現場ではとても便利なのではないでしょうか。

システムのリプレース時にはこんな感じの作業でO/Sとアプリケーションをインストール

1.O/Sの構成と搭載アプリケーションを決定
2.専用ツールでUSBメモリ上に起動イメージを作成
3.必要なライセンスの数分のUSBメモリに対して2.の作業を繰り返し
4.システムの稼動が必要な場所にUSBメモリ(必要ならPCと共に)を配布

このような形で配布すれば我々の頭を悩ます「想定外のアプリケーションやライブラリがシステムに及ぼす影響」ってのをほぼ無視することができるのではないでしょうか。(PC側ののHDDは切り離せるらしいですし)


前々から思ってたいたのですがUSBメモリがこれだけ普及&大容量化しているのですからそれ専用のエディションのO/Sを発売してくれれば一番良いと思うんですけどね。ライセンスはインストールするUSBメモリの個体識別番号等と紐付きでアクティベーションするようにすればOKではないかと。