ファイルかリソースか

DIコンテナの設定ファイル(Sesar2なら〜.dicon)はJavaの場合は近傍に配置したXML形式のファイル、とほほ決めつけても良いのだが.NETの場合は少なくとも以下の二つの配置方法が考えられる。

1.アセンブリの近傍に配置したXMLファイルの形式
2.アセンブリに埋め込むリソースの形式(中身はXML)

(本当はこの他にもサテライト等の配置方法があるが一般的な配置方法としてこの二つに限定する)
XMLとリソースのどちらがベストかは断言できないがそれぞれの配置方法には特徴があって

  • XMLファイル形式

修正には実行アセンブリのビルドを伴わない(動的な内容の修正が可能)
アセンブリとは別に配布が必要

  • リソース形式

修正にはアセンブリのリビルドを伴う
アセンブリと一体化しているので配布の必要が無い

それぞれXML形式はWebアプリケーション(サーパアプリケーション)向き、リソース形式はスマートクライアント向きと言えると思う。
とはいうもののスマクラでもアセンブリと別にしたいケースはあると思うしケースによっては設定ファイルの一部を埋め込みリソースに、一部をXMLにしたい場合もあると思う。(私がそうで、プロジェクト共通の設定とDTDはリソースで、アプリケーション独自の設定に関しては必要な場合はまずはXMLで配置して最終的にはどちらかに決める、という配置を行う予定)従ってフレームワークとしては両方に、それも透過に対応する必要があるだろう。
.NET版Seasar2コンテナであるs2dotnetは最新の版であるβ9では既にこの両方の配置方法に対応しており素晴らしいと思う。