メモリ欠乏症

Javaの開発を初めた当初は快適な環境運用には大量のメモリが必要だということを嫌と言うほど思い知らされた時期があったので自宅と会社のPCはかなり早い時期(周りからおまへのPCは贅沢に過ぎると言われるような時期)から全て1GByteの物理メモリを搭載してきた。しかし、最近これが足りないと思う様になってきている。

仕事柄Javaの開発環境と.NETの開発環境を並行して使用しているのだが、そもそもJavaの開発環境としてアプリケーションサーバインスタンスデバッグモードで起動した瞬間にもう150Mbを越えるメモリ使用量となっていたりする。ここで.NET側の開発環境としてVisualStudio2005β2を起動するとIDEそのもの(devenv.exe)とデバッグ用のアセンブリに消費されるメモリは140Mbを越えるのでJavaの開発環境と.NETの開発環境だけで軽く300Mb近くの物理メモリを消費するわけだ。この時点で利用可能な物理メモりは300Mb程度しか残っておらず、この後Javaと.NET双方のアプリケーションを動かすことでメモリ消費はどんと増える訳なので300Mbの残りでは全く心もとないのだ。やはり今の倍のメモリが欲しい。

しかし私の小さい苦労など取るに足らないような話を最近聞いた。ある著名なベンダーが売っているJavaのトータルサーバープラットホーム(敢えて名前は秘す)はなんと1Gbyte程度のメモリ搭載量ではメモリが足りなくてビルドですらできないらしい。マジですか!!!

昔に比べてPCのメモリはかなり安価になり1Gbyte程度のメモリであれば贅沢だと後ろ指差されることも無くなったけれどそんな中、2GByteを搭載する隙を伺ってこそこそしている今日この頃。それにしても生業の道具に金をかけるのに「贅沢だ」って言われるのは心外だな。

#追記#
メモリが足りない、足りているという感覚は使う人によって、使うアプリケーションによっても変わりますね。物理メモリ使用量の残りが300MBなのも「あと300MBしか残っていない」と思うか「まだ300MBも残っている」と思うかで足りない感覚は変わるのでしょう。 ですので上に贅沢だと言われるのは心外だ、と書きましたがやはり私は贅沢なのかもしれません。