ReSharper2.0 ユーザの独り言

本格的に使ってみることにした。さぞかし重くなるのだろうなと思って警戒していたのだが、起動時に少し時間がかかるようになった他は、あまり気にならない。デフォルトでソリューションの直下に大量のキャッシュを生成するのだが、この辺が機能の割に軽いという評価の秘密なのかもしれない。

まだ使い始めなので、いろいろと試行錯誤しているのだが、気をつけなければならないのは、ReSharperはデフォルトでは、Visual Studio 2005のIntellisenseをReSharperのインタフェースに置き換えてしまうことである。従って、コードコンプリション等もReSharper独自のものになり、それも悪くないのだが、Genericsに対応したメソッド、例えばArray.FindAll〜等のGenericsのための候補が表示されないのは使い勝手が悪く、IntellisenseはVisual Studio本来のものに戻してしまった。(Optionで変えられるのである)

あとは、もう「お節介」ともいえるほどのコード補完機能が満載だ。例えば

string[] elements;
foreach

とタイプしてEnterを押下すると、以下のようにほぼ完璧にforeachブロックを補完してくれる。

同じコード補完でもVisual Studio 2005のコードスニペットによる、ブロックの挿入結果は以下の通りだが

この例でReSharperの補完のAIがコンテキスト重視であること、人によってはお節介と思える程の強力さが良く判ると思う。foreachの対象の変数を候補として据えているだけではなく、ここでは見えないが(実は私がコードの先頭に書いておいた)別な配列型の変数である"attrs"も候補に加えているのである。