DAP環境 on Vista

愛用の二代目DAPであるKENWOOD MediaKeg HD30GB9は曲を聞いて楽しんでいるが、PCに接続することは暫く無かった。久しぶりに楽曲を入れ替える必要が出てきたのでリッピングしなきゃと思っていたら、Windows Vista上ではリッピング環境を全く検証していないことに気が付いた。:D
以下、通常の手順通りにツールをWindows Vista上で使っていった結果。(Windows Media Playerを使うことでかなりの手間を省けるのは判っているが、道具は使い慣れたものが良いし、WMAフォーマットは使わないので×)

EAC (Exact Audio Copy)
説明の必要が無い、最強のCD->WAVリッピングソフト。Windows XPからの移行時に設定プロファイルを消してしまって、設定を一からやり直した以外は問題なし。UAC介在/非介在のどちらでも問題なし。

STEP(Super Tag Editor 改)
EACでリッピングしたWAVデータはそのままではタグ情報が足りずHD30GA9側でフォルダ、ジャンル分けが出来ないので(※)、トラック番号からファイル名の変換、アルバム、アーティスト、ジャンル名を一括して編集するために使う高機能エディタ。
UACの介在無しに実行、編集可能だが、編集不可能なフィールドを触ると何故かアプリケーションが落ちてしまう不具合が出た。小まめに保存することでとりあえず不具合を回避。

KMA(KENWOOD Media Application)
ローカル環境にリッピングしたWAV等の楽曲データをHD30GB9と同期したり転送したり、楽曲のタグ情報を編集したりする専用のアプリケーション。タグ情報の編集機能が稚拙なので使いたくないが、Kenwood LosslessエンコードでHD30GB9に転送される楽曲データは著作権保護の関係上、独自の暗号化が施される必要があるので、そのままコピーしてもHD30GB9では聴くことが出来ない。従ってロスレス形式での楽曲の転送では必須。
このアプリケーション、Windowsのシステムディレクトリにファイルをコピーするので、O/Sを変えた場合、再インストールする必要がある。そこでインストールしようとしたらWindowsのバージョンチェックで×。仕方が無いのでWindows XP互換にしてインストール。
UACの警告が出ずに起動ができるので、よしよしと思ったらDAPを認識していない。何をしても駄目なので、互換性の設定で「Windows XP SP2相当」、「管理者権限で実行」この二つにチェックを入れるとDAPを認識した。認識後の転送は全く問題なし。

ということで、Windows Vista RTM上でもWindows XP環境と全く同様にCDリッピング->DAP転送が出来ることが判った。

※ 3/22
HD30GA9に添付されていたKMAてWAVデータを転送するとせっかくSTEPで編集したタグデータが欠損してしまうため、STEPはHD30GA9に転送したデータのタグデータの編集にも使用するのだが、HD30GB9に添付されている新しいKMAはWAVデータの転送時にタグデータが欠損しないように改良されている。従って同機ではこの目的(欠損したタグデータの再編集)のためにSTEPを使う必要はなくなっている。
また、同機のKMAは旧モデルであるHD30GA9でも使用できる。(当然未保証)HD30GA9で同KMAを使用することで、HD30GB9同様にタグデータの欠損なしにWAVデータを転送できるようになる。