理由

Webサーバをベースとしたリッチクライアントのシステム構成を、90年代のレガシーなC/S(クライアント/サーバ)システムとの比較で説明していて、リッチクライアントの大きなメリットの一つは、データベースアクセス層をクライアントPC側に置かなくても良いことだ、と言うと

「ならば、当時どうしてそれと同じ構成にしなかったの?」

と聞かれてすぐに答えることができなかった。

その後、今のようにTCP/IPネットワークが当たり前ではなかった、ネットワークプログラミングがまだまだ面倒だった、RDBに接続するには専用のミドルウェアとプロトコルを使う必要があった、CIAの陰謀だった、など説明したのだがぐだぐだ感は拭えず。

どうして

「当時は、今のように安価で高性能なネットワークインフラが無かった」

と一言で答えなかったのだろう。(この場合のインフラとはハードとソフトの両方)

理由は決してこれだけではないだろうが、自身10年以上オープン系のシステム開発に携わってきた実感だ。