適切なエラーと保護

仕事で使っているファイル暗号化ツールはOfficeドキュメントに対して利用権限(閲覧/印刷/コピー/保存/編集)を制御した上で暗号化することができるのだが、セキュリティ強化のためにいろいろな仕掛け(改竄防止、即時の閲覧制限、スクリーンショット制限、等)が施されているせいかPCの環境がちょっと変わっただけでエラーが発生してドキュメントを見ることができなくなってしまう。
エラーが出ても、それが対処可能な一般的なものだったり、メッセージが適切で対処できるものであれば良いのだが、大抵はそうではないので酷い目にあうのだ。
例えば、暗号化されているExcelシートを開くと自動的に複合化されてExcelが起動されるのだが、その後以下のエラーメッセージが出てExcelシートを見ることできない。

許可されていないアドイン
ComAddin:Excel2003DesignTimeAdapter
アドインを停止してください

このようなエラーが発生したのであれば、Excelに登録されているアドインを停止すれば良いのだろうと普通は考えるだろう。しかし、額面通りにExcelから登録されたアドインを探してもそのようなアドインは全く無く(そもそもCOMアドインなぞ一つも登録されていない)途方に暮れる。

ところで、一体なんだよExcel2003DesignTimeAdapterって(笑

追記:

み〜つけた。Excel2007にインストールされているアドインが原因だった。

Office2007は対応していないはずなのにこっち見ているのかよ............

このアドイン、予想通りVSTO(Visual Studio Tools for Office)のアドインだったのだが、どうやらVisual Studio 2008 Team Suite β2日本語版と共にインストールされたらしい。インストールした記憶すらないのだが。

追追記:
Visual Studio 2008 Team Suite β2日本語版の場合、C#のインストールを選択するとVSTOもデフォルトで選択されるらしい。速攻外そう。