炎上プロジェクトと開発環境

やれJ2EEだから炎上したとか、C++で炎上したとか、最近ではRailsで炎上したとか特定の開発環境を使ったことよりプロジェクトが炎上した話を聞く。
当たり前だが、経験を積んだ技術者であればプロジェクトが炎上した真の原因は、採用したプラットホーム、開発言語やフレームワーク、開発環境では無いことを知っている。Railsで炎上したのではなく、炎上するリスクがあるプロジェクトでRailsを使ったに過ぎない。(Railsに他意は無い、最近よく眼にするので例えに出しただけだ)
これには反論があるだろう。いやいや、○○の面で問題があったのだからRailsが原因だろう(○○には性能、等いろいろな文言を入れてよい)というが、そもそも要件や制約によりRailsを使ってはいけないプロジェクトだったに過ぎないのではないか。それだとRailsを使うこと自体がリスクになってしまう。(リスク承知で流行のアーキテクチャのごり押しをするのはよくあることだ)

あと、炎上したプロジェクトに火消しに入った技術者にありがちだが、炎上したからといってそこで使われていた技術に嫌悪を抱くのは止めるべきだ。別な所にある真の原因を探そう。