威信と過信

ちょっとがっかりだな。

セブン銀に送る案内文を、漢字を含む文字コードに変更する作業を実施した。ところが、何らかの理由で、コードの変更がセブン銀に伝わっていなかった。このため、セブン銀のATMで印字データを正常に処理できずエラーとなった。
三菱東京UFJ銀の一部障害、直接の原因は文字コードの設定誤り - ITpro

こちらは大規模システムにありがちなコミュニケーションの悪さ、連携の不備によるものか。

利用者が旧東京三菱銀のATMに入力した入金要求データを提携金融機関のシステムに送信する際、提携先と取り決めたデータ仕様と異なる形式の電文を送信した。このため、提携金融機関で本人確認ができずに取引がエラーとなった。本誌の調べによれば、暗号化した暗証番号の復号化に問題があったもよう。
三菱東京UFJ銀のATMでゆうちょ銀などに入金できない新たなトラブル、電文仕様の不一致で - ITpro

こちらはレアケースとは思えないがパターンだが、まさかテストしていないのか? それともデータの仕様が知らない所で変わっていたとかか。暗号化/複合化に失敗したということはアルゴリズムかキーに不備があったのだろうか。

本案件は近年では信じられない程の物量を投入している、いわゆる「業界の威信を賭けた」システムなので、発生した全てのトラブルと顛末、その後の振り返りは何かの形で必ず公表して貰いたいものだ。