呆れた主張 補足

http://d.hatena.ne.jp/Kazzz/20080729/p1の補足

私なら音楽の価値を云々言う前に、こんな低ビットレート(LISMOは基本的に48kbps以下)の劣化したデータに420円はとてもではないが払えないけど。

エントリに頂いたコメントによると、LISMOのデータは単に48kbpsに圧縮エンコードしたMPEG4ではなく、HE-AACというフォーマットを使用しているそうだ。

HE-AAC(High-Efficiency Advanced Audio Coding)は、AAC バージョン3として標準化された MPEG-4 AAC の拡張仕様であり、低ビットレート(主に64kbps以下)での圧縮効率を大幅に向上させる技術。低ビットレートでも音質の劣化を抑えることができるのだそうな。
WikiPedia HE-AAC
知らないエンコーディングフォーマットに対して、ビットレートが低いということだけを判断してエントリを書いていた、という点で全く勉強不足だった。申し訳ない。

まあ、それにしても不可逆圧縮には違いないわけで、LISMOは食べ物に例えるとフリーズドライに生鮮食品並の値札を付けている、と表現せざるを得ない。(生のおいしさと変わらないですよ、といってもそれは宣伝文句に過ぎない)
HE-AACに関しては実際にエンコードした聞いた訳ではないが、ちょっとした機器で聴けば、一昔前のレンジの低い録音ならまだしも、最近のレンジの広い録音であればポピュラーであっても音質が破綻するのではないだろうか。(あくまで想像。暇なときにでもWAVをエンコードして聞き比べてみようと思う)