Android SDK Emulatorにおけるプロキシセッティング

Android SDKは素晴らしいが、その中でも特に素晴らしい点のは、実機が無くともかなりの部分のテストができる、リッチなエミュレータが用意されていることだろう。


Android SDK 1.6から起動したエミュレータ

このエミュレータ、ネットワークに関しては現在のPCのネットワークデバイスをそのまま使うようにできており、PCのブラウザでするうように、インターネットにもそのままつながる。


Android WebViewによるフルブラウズ画面

しかし、背後にプロキシがあるような環境だとそのままではインターネットに出ることができないので、プロキシの設定が必要になる。

以下、その手順

  • 1. APN(Access Point Name)の作成

HOME>設定>ワイヤレス設定>モバイルネットワーク>アクセスポイント名>MENU>新しいAPNから新しいAPNを作成。

  • 2. APNの設定

プロキシ : プロキシサーバ名 (名前解決ができない場合はIPアドレス)
ポート : 使用するポート番号 (例:8080)
ユーザ名 : ユーザ名 (認証が必要な場合)
パスワード: パスワード (認証が必要な場合)

こんな感じだ。

SDK1.6の場合はこれで問題ないと思ったのだが、ところがSDK2.0からだとこの設定でも全く繋がらないし、1.6の場合でも繋がったり、急に接続できなくなったりと非常に不安定だ。

Windowsのプロキシ仕様が変わっているのか、私の環境下のプロキシが変わっているのかは判らないのだが、いつもいつもプロキシ設定には苦労させられる。今の所、繋がらない原因は分からない。

話が変わるが、今回、Android SDKと共に導入したEclipse 3.5(Galileo)で一番ありがたかったのは、Windows(IEの「インターネットオプション」で設定するプロキシ情報。WinInetか?)のプロキシ設定をきちんと取り込んでいるところだ。GANYMEDEまではなにかとトラブルの元だった。