Fiddler2をHTTPデバッグプロキシとして利用する
Android SDKのエミュレータで実際にどのようにHTTP通信をしているかを詳しく覗きたかったのだが、以前に日記で紹介したFiddler2をフォワードプロキシとして利用することで、簡単にHTTPのデバッガとして利用できる。(別にFiddler2に限ったことではなく、フォワーディングできればどんなプロキシでも利用可能なんだが)
以下、その手順。
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- 1. IEを起動後、Fiddler2を起動する
- 2. Tools>Fiddler Options>Connections> Fiddler listens on port: の値を設定又は確認する(デフォルトは8888)
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- 1. 設定>ワイヤレス設定>モバイルネットワーク>アクセスポイント名>新しいAPNを作成
- 2. Fiddler2の設定に合わせてプロキシ設定を行う
プロキシ : ローカルPC名 (IPアドレス localhostでもいけるか?)
ポート : ポート名 (Fiddlerがリスンしているポートを指定)
ユーザ名 : 必要ならばセット
パスワード : 必要ならばセット
これだけでAndroidのHTTP通信はFiddler2を介して実行される。
FiddlerはIEの(WinInetの)プロキシ設定をそのまま使うため、プロキシとして利用することでNTLM認証をバイパスできると思ったんだが(実はこれがFiddler2を使う狙い)、甘かったようでHTTP 407はここでも戻っていることが解った。まあ、デバッグには十分に使えるんでその点は満足だが。
肝心のNTLM認証は、SDK側でFixされるのを待つか、自分でプロキシの認証部分を書き換えないと駄目みたいだな。