GWTと遅延バインディング(deferred binding) その1

遅延バインディング(deferred binding)

Coding Basics - Deferred Binding
GWTは様々なWebブラウザ、ロケールを吸収するためにコンパイル時には複数種類のコードを生成するが、ランタイム時に実際にロードされるのはそのうちの一つだけである。この機能は「遅延バインディング(deferred binding)」と呼ばれており、GWTの特徴的な機能の一つである。

遅延バインディングのメリット
    • サーバからダウンロードするJavaScriptコードの量を抑制できる。
    • RPCのためのプロキシクラスを生成する時間を省くことができる。
    • 処理は動的なバインディングや仮想関数とは違いコンパイルタイムにバインドされており、実行時のペナルティが無い
遅延バインディングの方法
  • 置換

設定可能なルールに応じて型が置換される。

  • コード生成

ジェネレータの実行により型(コード)が生成される。

これらのルールはgwtのモジュールを設定する〜gwt.xmlに記述する。