とは言うものの

NetBeans6のプロジェクトウィザードから生成したSwingのデスクトップ(C.R.U.D)アプリケーションは

  • Java Persistent API
  • Java Beans Binding (JSR-295)
  • Swing Application Framework (JSR-296)

これらを組み合わせて作られている本格的なデータバインディング/データアクセスアプリケーションである。
スクリーンショット(Windows XPにて。JVMオプション"-Dawt.useSystemAAFontSettings=on"指定)

(これはあくまで一例。接続するデータベーステーブルのメタデータにより画面内容は変わる)
これは間違いなく.NET WindowsForms+ADO.NETの組み合わせでVisual Studioが自動生成する同様のアプリケーションを意識して作られており、その場でデータベースに接続して必要なカラムを選んでいく行程も含めて、実際それにかなり近づいていると言えよう。
未確定要素となり得る、次のJSDKで導入される予定のJSRを2つも(295, 296)含んでいることを考慮に入れても素晴らしい出来だ。

あくまで定性的な評価ではあるが、ソースコードを見れば何をやっているかが解る点、GUIコンポーネントの動作が軽い点に関してはこちらの方が上だろう。特にJava6におけるJTableクラスは、.NET WindowsFormのDataGridViewの重さに辟易したプログラマには驚く程軽く感じるだろう。