C#の不幸

信じられないだろうが

VB.NETはクライアントを書く言語、C#はサーバやミドルウェア、制御系を書く言語※

と本気で信じている人が、私の周りには未だに結構いるのである。

マイクロソフトが一時そのようなマーケティングをしたからか、それとも業界のマスコミがそう祭り上げたのかはもう既に忘れてしまったが(そういうことにしよう)、C#はWindowsのAPIを記述する言語であるかのような扱いを受けていた時期がある。さすがに今もそのようなことを言う人はいないだろうが、この影響から脱しきれていないのがC#の最大の不幸だ。

この不幸のお陰で、C#で書いてくれという案件はVB.NETのそれの半分にも満たないし、VB6以前のシステムをC#で書き直して欲しいという案件はまず無い。煽った人達は責任を取って、C#の位置づけをもう一度明確にして欲しいものだ。

※J#のことには触れないことにしよう。