輝度哀楽 (MultiSync LCD2490WUXi その3)

LCD2490WUXiだが週末はちょこちょこと調整してほぼ設定が固まった。もう何も不満は無い、というか画面の広さを含めて全ての面でDELL 2000FPの環境を遥かに越えたと思う。
唯一の問題は仕事場のディスプレイが狭く感じてしまうことだ。
慣れというのは恐ろしいもので、あれほど広大に感じたWUXGAのデスクトップがもう普通に感じるようになったしまったのである。甚だ贅沢な悩みではあるが、仕事に使用しているディスプレイもWUXGAにしたいなと思ってしまう。

  • 番外編

液晶ディスプレイ、特に20インチ以上の対角を持つディスプレイはPCとDotBytDotで直接接続するのが基本的な使い方であり、それ以外の解像度ではディスプレイによって様々な画像処理を施して、できるだけまともに見えるように表示する訳だが、LCD2490WUXiの場合は以下の処理を入力画像の解像度毎に選択することが可能である。

    1. 拡大せずに表示 (中心に元の解像度で表示)
    2. 一杯に拡大して表示 (フル) *デフォルト
    3. 縦横比を保ったまま拡大して表示 (アスペクト比固定)
    4. 任意の水平/垂直の拡大比率、及び表示位置を指定して表示 (カスタム)※

※アドバンスモードで設定可能

これらの選択ができるのを見ても分かるとおり、マルチメディアやゲームに弱いと言われるこのディスプレイだが、DVI端子に変換さえできれば大抵のソースは利用できるだろう。なお、画像スケーリングの際にはスムーシングのOn/Offを選択することはできないがXGASXGA程度からのスケーリングは非常に綺麗でありDELL 2000FPの頃と比べると画像処理の進歩を感じることができる。
元画像の忠実度に拘る向きがあるが、それほど煩くない私はゲームを楽しむ際はアスペクト固定よりもフル表示で広く見えた方が好きだったりする。ただ、これもこのディスプレイのスケーリングとスムーシング処理が上手だからそう感じるのかもしれない。