計算違い
コンプリートPCバックアップのイメージから復旧すれば完璧に元に戻る予定だった我がPCだが、そうは問屋が卸さなかった。
購入し直したSSDは同じIntelだが、今回はMLCタイプではなくSLCタイプのX-25Eそれも容量32GBにしたのである。
Intel® X25-E Extreme SATA Solid State Drive
無論64GBでも良かったのだが、システムドライブとして見た場合、元々80GBの17GB程度しか使っていなかった訳で、64GBにした所でやはり40GBは無駄になるだろうと考えたからである。MLCタイプのSSDはビット単価が高いので、使わない容量はどうしても無駄に感じてしまう。
しかし、これが大きな間違いだった。コンプリートPCバックアップで生成したイメージを使って復旧するためには、少なくともバックアップした際と同じ機器構成(ドライブの数)と、同じかそれ以上の容量を持った機器じゃないと駄目なことをすっかり忘れていたのである。
新しいコンピュータに同じ数またはそれ以上のハード ドライブがあり、各ハード ドライブのサイズが、復元元のハード ドライブと同じかそれ以上でなければ、復元は実行できません。Complete PC バックアップを使用して新しいハードウェアへの移行を行う際は、これらの制約に留意してください。
80GB(実質74GB)のバックアップイメージが32GB(実質30GB)に収まる訳もなく、今更X-25M 80GBを購入する訳にもいかないのでシステムを真っ新からインストールすることになったのである。
とはいってもユーザディレクトリも含めて移動できるディレクトリは全てHDDに移動していたため、復旧にはさほど時間はかからなかった。
元のシステム構成同様にフォルダ構成を合わせてレジストリに依存しているアプリケーションをインストールするだけである。
システムインストール後のC:\ドライブ
復旧前に比べて更に6GB程減っているのは、更にシステムドライブのダイエットを進めるために、アプリケーションをインストールする前にC:\ProgramDataを、D:\ProgramDataに移動したからである。これならば32GBでも暫くは大丈夫だろう。