strict allocate = yes
Windows8でシステムイメージの作成を行ったときにエラーが発生する件だが、NASがUNIX(Linux)ベースでSambaサーバを使用している際に発生することが分かった。
Backup failed with "The version does not support this version of the file format" 0xc03a0005
対処としては、sparseイメージを生成すめオプションである"strict allocate = yes"をSambaの設定ファイルであるsmb.confに記述することらしいのだが、そもそもメーカーが提供しているNASがSambaの設定を公開しているはずもなく、メーカの対応待ちとなるのだろう。 残念だ。
Keep The Cashキャンペーン
Keep The CashPublish apps.Get up to $2000*/ Windows Dev Center
米マイクロソフトが開発者に対して、アプリケーションを1本公開するごとに100ドルの報酬を与えるキャンペーンを開始した。
今年の6月30日までの期間中にアプリケーションをWindows StoreもしくはWindows Phone Storeで公開するたびに、1本100ドル、最大2000ドルがマイクロソフトから報酬として支払われる。
(恐らくは、Windows Phone 8搭載端末を発売していない日本は蚊帳の外だろう)
今一つ盛り上がらない同社のストアでのアプリケーション展開に業を煮やして打ったのだろうが、Windows Phoneアプリケーションの場合、開発者はApp Hubへの登録料として日本ならば年間¥9,800円を、Windows Storeの場合個人開発者で¥4,900円、法人では¥9,800円を同社に支払っている訳で、その中でアプリケーション1本に対して100$ではお得感はこれっぽっちも無い。
アプリケーション開発を盛り上げたいのであればそのキャンペーン費用を開発プラットホームにの整備やコミュニティの活性化、端末の普及等に使い、個人開発者の登録料を原則無償※にするなどした方が、よほど盛り上がると思うのだが。
※元々学生は無償となっている
今日からまた初学者
前にも書いたがひょんなことからWindows7〜8でアプリケーションを組むことになり、それを理由にWindows8をインストールして、Visual Studio 2012をインストールした。
アプリケーションの開発テクノロジに関しては、これからのプラットホーム、アプリケーションでWindowsFormsもないだろうということでWPFを選択することにしたのだが※、私がWindowsアプリケーションを最後に組んだのはC#、WindowsFormsでありWPFは全くといっていいほど知らない。
また1から勉強が始まるということだ。
幸いにもWindows Phone 7.xのプログラミングを勉強したときにSilverlightとXAMLは少々かじっているのと、C#は3.0までなら一通り書けるので完全に0からではないのが有難い。 無駄な勉強なんて一つもないんだなと思う。
※Windows8用にHTMLアプリケーションも予定している
Windows8への道 その3
その後、週末に色々と使ったりOfficeやVisual Studioをインストールしたりしたが、例のバックアップがNASに取れない以外は特に問題らしい問題は発生していない。メジャーアップデートとしては非常に安定しているOSだと言えるだろう。
以下、よかったところを追加することにした。
よかったところ
1.仮想CD/DVD機能
Windows7では"MagicISO"というアプリケーションを愛用していたのだが、Windows8では使えなくなってがっかりしていたのだが、Windows8は何のアプリケーションを追加せずとも、isoファイルをマウントし仮想CD/DVD ドライブとして使うことができる。
高速回線が当たり前となり、最近はMSDNで公開されるファイルもisoイメージのものが多く、仮想ドライブ機能は必須となっていたため、これは非常に有難い。
2.改良されたタスクマネジャ
NTカーネルを使ってきたWindowsタスクマネジャは細かい改良はあれど、Windows7までは殆ど変らなかった。(この辺、MacOSXに比べてもかなり見劣りしていた)しかし、Windows8になってデザインから手が入ったようで、非常に見やすくなった。まるで一から作り直したように見える。
さて、インストール後の細かい設定も終わったので、Visual Studio 2012による開発にも手を付けていこうと思う。
Windows8への道 その2 (インストールとデータの移行)
必要なハードウェアの換装が終わったので、一度フルバックアップを行い、その後念のため「Windows転送ツール」でユーザ固有のデータをUSBハードディスクに保存した後※、Windows8 Pro 64bitのインストールを開始した。
64bitのOSなので現在のWindows7 32bitからはインストーラを起動できない。よってDVDから直接ブートする。
インストール自体は対象のパーティションがSSDなこともあり、非常に速い。データコピーを含めて30分もしないで終わってしまった。今回よりモバイルのOSのようにユーザアカウントにはWindows Liveのアカウントを紐づけることが推奨され、それによりクラウドサービスとのデータの同期も行う。
インストールが終わったら、データを確認してユーザディレクトリをWindows7の頃に使っていたパスに変更する。これで普通に使えるようになった。OfficeやVisual Studioなど再インストールが必要なアプリもあるが、レジストリに頼らないアプリケーションはUsers/ユーザ名/AppDataなどのディレクトリが復活すればすぐにでも使えるようになる。
ただし、32bitアプリケーションは従来の"Program files"ではなく"Program files(x86)"というディレクトリを掘るのが決まりのようなので、Windows7から引き継いだアプリケーションはディレクトリ名を"(x86)"に変えた後に"Program files"にシンボリックリンクを作るようにした。
第一印象
Windows3.0から使ってきた根っからのWindowsユーザから見て、先入観なく使ったWindows8の感想だが、
「デスクトップ用のOSをなんとかしてタブレットで使って貰おうと頑張っちゃった。」
こんな感じだろうか。
デスクトップでの用途でもう少し進化していれば評価のしようがあるのだが、ほとんどWinwdows7と変わらない上に退化した部分さえあるので、これでメジャーバージョンアップというのは、正直評価が非常に厳しいところだ。
売りのModernUIアプリだが、デスクトップで使うことは考慮されておらず(当たり前か)全て最大で表示されるだけであり、こんなアプリケーションは普段のデスクトップでは使えない。せめてMac OSXののダッシュボードのように別な仮想デスクトップページに設定されて何時でも切り替える事が出来、デバイスの形態によってロック/無効されて他の機能は使えないような作りにすればよかったのではないだろうか。
デスクトップにとっては広い画面をいかに有効に使うかであり、余白の大きいアプリケーションなんて誰も欲しくないと思うのだ。
困ったところ
Windows8に関しては事前に殆どの情報を遮断していたために、いざインストールしてみたら困ったことが色々発生した。
1. スタートメニューが無い
いきなりなくしたら戸惑うと思うのだが....チャームも出しやすいとはいえない。
2. サイドバーガジェットが廃止されてしまった
脆弱性が理由とのことだが、どう考えてもModernUIのLive Tileで作り直してねというメッセージにしか感じない。
気に入っているガジェットがあったので、ガジェットを復活させる8gadgetpackというフリーソフトをインストールすることにした。
3.フルバックアップをNASに作れない
個人的にはこれが一番困った。
Windows7からあった"バックアップと復元"が見つからなかったのだが、それもそのはず"Windows7のファイルの回復"という変な名前になっていた。 Windows8のインストール後にフルバックアップイメージを作ろうと今まで通りバックアップを開始したのだが
こんな感じでフォルダを別に作っても何回試しても上手くいかない。
公式には未だないが、どうやらSambaベースのNASに対してWindowsBackupのsparseイメージを作成できないというバグ?が発生しているのが各所で報告されいる。
マイクロソフトとしては新たに提供された「ファイルの履歴」を使ってほしいようだが、そもそも用意されているバックアップ方法が正常に動作しないと困るわけで、とっとと修正してほしいところだ。
4.DVDの再生機能は別売り
DVDとTVの視聴にWindows 7では標準で提供されていた"windows media center pack"が有償となってしまった。
機能の追加 - Microsoft Windows
2013年 1/31まではキャンペーンで無償だったのだが、現在は800円を支払う必要がある。
5.Googleカレンダーと同期できない
これはWindows側の問題ではないのだが、GoogleがGoogle Syncを終了してしまったため、Windows8の立派なカレンダーがGoogleと同期できなくなってしまった。
Google、“冬の大掃除”でExchange ActiveSyncのApps以外でのサポートを終了 - ITmedia ニュース
Google サービスを Windows 8 および Windows RT と同期させる方法 - Microsoft Windows ヘルプ
せっかくタブレットで使うことを前提にした大きなカレンダーだが、自分が普段使っているGoogleカレンダーと同期できないと意味がない。
よかったところ
これはWindows8というよりは64bitOSに替えたことによるメリットが多いが..
1. メモリ空間の使用制限がなくなった
最近の開発環境では数GBのメモリを普通に要求したり、Webブラウザもタブを開くごとにメモリをガバガバ食うものがあるので、ノートPCでも4GBのメモリを普通に積むようになってしまった。
そんな中当然だが、用意した12GBすべてのメモリが認識されているのが有難い。
2. アプリケーションの互換性が高い
64bit Windowsを常用するのは初めてになるのだが、64bit、32bitどちらのアプリケーションが動いているかを意識しなくてよいほどに32bitアプリケーションの互換性が高い。ハードウェア絡みだとダメだろうと思いきや、デバイスドライバさえ64bitで書かれていればソフトウェアはそのまま動くものがあるのには驚いた。
まあ元々同じCPUで動作しているので当たり前なのかもしれないが、この辺はWindowsNTの頃からのノウハウの積み重ねなのだろう。
3.アプリケーションの性能が改善される
アプリケーションの中では64bitOSで動作することにより明らかに性能が上がるものがあった。
例えばTVチューナ視聴/録画アプリケーションである、mAgicTVは32Bit版での動作に比べると起動時間、応答などが明らかに改善されている。
他にもメモリの量に依存しているアプリケーションは当然ながらより快適に動作する。
インストールして一日としてはこんな感じだろうか。
個人的にはデスクトップOSはデスクトップでの用途に磨きをかけて、タブレットはWindows Phone(Mobile)をベースにした方がよかったのではないだろうかとWindows8を使っていて感じた。
今のままではModernUIなアプリケーションは完全に浮いており、デスクトップ用のアプリケーションとの間には物凄い溝がある。まあ、しかし、今までもリリース後のバージョンでは散々に言われたOSを名作に造り替えてきたマイクロソフト、大規模アップデートである"Windows Blue"も控えており、このままでは終わらないだろう。
※結局これすら使わなかったが
Windows8への道 その1 (メモリとストレージの移行)
コメントで情報を頂いたが、やはり32bitから64bit Windowsへの移行ではアッブグレードや引き継ぎは行われずに、単に新規でそのパーティションにインストールされるようだ。
であれば仕方が無い。覚悟を決めて久しぶりに真っ新なWindows環境を作ることにしよう。(面倒くさいけど)
前準備
ソフトウェアのインストールの前に行っておくことがある。
1. メモリを4GB->12GBに換装
2. SDDを32GB->240GBに換装
両方とも64bitプラットホームの為に必要であり、Windowsのインストールの前に行っておく必要がある。
メモリを4GB->12GBに換装
私が使用しているのはIntel x58チップセットであり、DDR3-SDRAMを3枚同時に挿す必要がある。
本メモリは使用しているMBであるASUS P6X58D-Eのメモリ互換リストにも載っている間違いの無い製品であり、換装は特に問題なく終了した。
元々あった6GBを残して18GBで構成することも出来た(かもしれない)が、メモリのブランドも容量も違うので何かトラブルが出る可能性を嫌って、当面は12GBで行く事にした。(それでも32bitの現在認識されている容量の4倍もの容量である)
SSDを32GB->240GBに換装
こちらも特に問題は無しということにはならなかった。
32GBから240GBということだけではなく、ブートドライブを切り替える必要があるため、データコピーだけではなくMBR含めてブート可能にマークされた移行をする必要がある。
この作業には最近使われることが多い、"EaseUS Partition Master"というHDDクローンツールを使ってパーティションをコピーした。
EaseUS Partition Master
ところが、データコピーそのものは成功してBIOSからもBOOTマークすることは出来たのだが、なぜかその後のブートに失敗する。原因もまったく分からない。※原因の究明には時間かかりそうなので、別なクローンツールを試してみるとことにした。
Intel Data Migration Software
Intel Data Migration SoftwareはIntelのSSDのリテール品にも添付されてくるIntel謹製のクローンツール。簡単な操作でSSDにパーティションをコピーできる。
さすがに純正品だけあって、こちらは一発で成功。新しいパーティションは240GBも不要だと思い、取り敢えず100GBを確保した。あとはWindows8に移行した後に足りなければ拡張しようと思う。
さて、これで準備は整った。あとはWindows8をインストールしていこう。
※今思い出してみるとMBRとしておくことに失敗したのではないかなと。
Windows7 32bit -> Windows8 64bitはデータを引き継げない?
Windows7からWindows8へのアップグレードパスは当然用意されているのだが、問題はデータやアプリケーションの引き継ぎだ。
任意のディレクトリにコピーすれば良い他のプラットホームと違い、Windowsのアプリケーションの殆どはインストーラを使ってレジストリにその内容を登録しなければならず、これがOS切り替えの際に時間がかかる所以だ。
「アップグレードインストール」が可能であれば、この面倒な作業を省くことができるので、今回も是非そうしたいのだが、問題は現在使用しているWindows7が32bit版であり、インストールしようとしているWindows8が64bit版だということだ。
MSのFAQを調べてみた。
Windows 8 へのアップグレード - Microsoft Windows
32 ビット バージョンの Windows から 64 ビット バージョンの Windows 8 にアップグレードすることはできますか。
可能ですが、アップグレード アシスタントではアップグレードできません。PC に 64 ビット対応のプロセッサ (CPU) が搭載されている場合は、現在 32 ビット バージョンの Windows を実行していても、64 ビット バージョンの Windows 8 または Windows 8 Pro をインストールできます。ただし、それを DVD で購入し、カスタムインストールを実行する必要があります。
うーん。よく分からないぞ。
アップグレードアシスタントが使えない = アップグレード対象では無いということではないだろうし、「カスタムインストール」が出来るとある。
この「カスタムインストール」でデータがどこまで引き継げるのだろうか?
【清水理史の「イニシャルB」】 これから始める「Windows 8」 Part 1:パッケージの種類とアップグレード方法 -INTERNET Watch
「カスタム」を選択し、既存のパーティションに対してインストールを実行すれば、従来のOSのデータが「Windows.old」に保存された状態でインストールされる。
この「カスタムインストール」でデータは消されずに残るようだ。 しかしが、何がどこまで引き継げるのかが解らないな。